不動産鑑定士 塚田貴洋先生のインタビューページ

主要業務を教えてください

土地建物の鑑定評価を出すことは勿論ですが、ビルや
アパートの適正家賃を算出業務や不動産調査も行います。

不動産調査は不動産の権利、公法制限といった調査も
いたしましますが、主に価格の調査が中心で、例えば
現時点での売却可能価格の算出や、適正賃貸相場を算出し
相場レポートを作成いたします。

今後も所有し続けたらよいのか?それとも売却した方が
良いのかといった判断材料にも使えますし、相続時の遺産分割において実勢価格を知ることにより、相続人同士で遺産をどう分けたら良いかの
判断材料になると喜ばれています。

現在は不動産業者さんや税理士さん、弁護士さん等から依頼されることが多いですが
個人の方からのご依頼も受け賜っております。
通常不動産鑑定評価は2~3週間を要しますが、当事務所では最短1週間という
スピード鑑定サービスも行っており、お急ぎになっている依頼者から喜ばれております。

現在に至るまでの経緯を簡単に教えてください

大学在学の時点で不動産の鑑定業務に興味を抱き、卒業後直ぐに不動産鑑定事務所に就職しました。
様々な角度から、「不動産のあるべき価値」を見出す鑑定業務にやりがいを感じたことがきっかけでした。
平成17年に不動産鑑定士に合格し、20年に株式会社みなと鑑定を設立、独立をいたしました。
現在、不動産鑑定士1名及びスタッフ4人と共に業務を行っております。

業務への熱い思いをお聞かせ下さい

不動産鑑定をしていて一番惹かれるのは
「価格への探究心」です。
先ほども申しましたが、あるべき価格を算出するためにはその不動産の状況や利用方法を多角的に検討する必要があります。
中には依頼者が、「そんな利用価値があったのか!」と驚くこともあります。
また、その不動産のストーリーといいましょうか、現在に至るまでの経緯やそのエリアの歴史的な事を調べるのもワクワクしてきます。

こんなご相談喜んで!というものはありますか?

相続税の計算には路線価を使うことが多いですが、例えばがけ地など、
路線価評価で申告すると損をしてしまう可能性もあります。
誰もが思うことですが、収める税金は少ないに越したことはありませんよね。

もちろん脱法行為をすることは出来ませんが、相続の申告は
時価評価でする事と決まっており、不動産鑑定評価を基準として申告をすることも可能です。
「税理士さんが計算した、相続税が高いな」とお感じになったら
一度ご相談していただきたいと思います。

私の事務所では、正式鑑定に入る前に事前鑑定を行い路線価以上の評価が出るのか?
路線価以下の評価が出るのかシュミレーションいたします。
それにより、不動産鑑定を取ったけれど役に立たなかった。ということがなくなり
依頼者に喜ばれています。

今後の事業展開についてお聞かせ下さい

相続人同士、どうやって不動産を分けたら本当の意味で公平なのか?という
誰もがハッピーになれる業務を行っていきたいと考えています。
又、会社の増資などで株価の判断をする際の鑑定評価が必要になっていきますが
こういった企業が成長していくためのサポートも積極的に行って行きたいと思います。