土地の境界にも災害対策が必要

いざという時の災害対策は、建物の耐震や家具の転倒防止策、土地についてはブロック塀の補強や土留擁壁の設置等の物理的なものは勿論必要ですが、私は土地の境界についても必要と考えています。
と、もうしますのは土砂くずれ等で土地の境界が不明になった場合の復元方法は、災害前の図面やデータを元に行うことになります。正確な図面のある土地は良いのですが、公図や登記簿しかない土地は復元が非常に困難です。しかも「縄伸び」といって、登記簿の面積より実際の面積の方が大きいことが多いのです。すなわち、図面がない土地は登記簿面積を基準にして境界を復元するので、従前の面積より小さく復元されてしまう可能性があるのです。

それを回避する方法があるのです。

「地積更正登記」という手続きを行い「地積測量図」という図面を法務局に備えつければ
良いのです。

この手続きは自分で行うことは難しいため、「土地家屋調査士」に依頼することとなり、
勿論費用がかかります。

しかし、相続対策 売買 建築 時にも有効利用できますので費用対効果は期待できます。

私一押しの手続きです。

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