所有者不明の隣地を買い取りたいが、手続きが複雑で進められない

ご相談者プロフィール

お名前石田 正夫(仮名)
年齢58歳
職業自営業(工場経営)
家族構成妻・子供1人
相談内容工場を拡張するため隣地を買い取りたいが、所有者が不明で手続きが進まない

ご相談者のご状況

石田さんは、郊外で小規模な工場を経営しています。

業績が順調に拡大し、工場を拡張するため、隣接する土地を買い取りたいと考えました。

しかし、隣地は長年放置されており、登記情報を調べても所有者がすでに亡くなっている可能性が高く、相続人が誰なのか分からない状態 でした。

さらに、境界が不明確で、もし取得できたとしても面積や利用可能範囲が分からない ため、不安を抱えていました。

お悩み

  • 隣地の所有者が不明で、買い取り交渉ができない
  • 相続人を探したいが、自分では調べることができない
  • 仮に取得できたとしても、境界が曖昧で、どの範囲を使用できるか不明
  • 適正な価格で購入したいが、相場が分からない

このご相談に関する専門家の連携

  1. 弁護士による相続人調査と交渉サポート
    • 法務局の登記情報を確認し、登記上の所有者が故人であることを確認
    • 過去の売買履歴や近隣の情報を調査し、相続人の可能性がある人物を特定
    • 相続人と連絡を取り、売却の意思を確認し、手続きをサポート
  2. 土地家屋調査士による境界確定と測量手続き
    • 古い測量図や地籍図をもとに、隣地の境界が不明確であることを確認
    • 境界確定測量を実施し、隣接地の所有者とも合意を取りつけ筆界を確定
    • 土地の面積を確定し、売買契約の際に適正な価格設定ができるよう準備
  3. 不動産鑑定士による適正価格の査定と交渉支援
    • 隣地の市場価値を査定し、適正な購入価格を算出
    • 相続人と交渉し、適正価格での売買が成立するようサポート
    • 取得後の土地利用計画を考慮し、最適な取得方法を提案
  4. 司法書士による相続登記と所有権移転登記
    • 相続人の承諾を得た後、相続登記を実施し、正式に相続人名義に変更
    • 売買契約が成立後、所有権移転登記を行い、石田さんが正式な所有者とする手続き

しんぐるそりゅーしょん

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