借地権付き建物を売却したいが、地主の承諾が得られず困っている
ご相談者プロフィール
お名前 | 高橋 信一(仮名) |
年齢 | 67歳 |
職業 | 無職 |
家族構成 | 妻と二人暮らし(子供は独立済み) |
相談内容 | 長年住んできた借地権付きの建物を売却したいが、地主の承諾が得られず手続きが進まない |
ご相談者のご状況
高橋さんは、40年以上前に借地契約を結び、地主からの土地を借りて住宅を建てました。
しかし、近年老朽化が進み、子供も独立したため、この借地権付き建物を売却し、コンパクトなマンションに住み替えたいと考えています。
しかし、借地権の売却には地主の承諾が必要ですが、地主が高額な譲渡承諾料を要求してきたため交渉が難航。
また、地代の値上げなど、地主との関係が悪化するリスクも懸念されました。
さらに、契約書が古く、借地の正確な範囲が分からないため、買主が安心して取引できる状態ではありませんでした。
お悩み
- 借地権付き建物を売却したいが、地主が譲渡承諾に難色を示している
- 地主の要求する承諾料が高額で、適正価格かどうか分からない
- 契約書が古く、借地の範囲が不明確で、買主との取引に不安がある
- 売却時の適正価格や税務上の負担について知りたい
このご相談に関する専門家の連携
- 弁護士による地主との交渉サポート
- 地主との借地契約内容を精査し、法的に認められる承諾料の範囲を特定
- 過去の判例を参考に、地主と交渉し、譲渡承諾料の減額交渉
- 交渉が決裂した場合に備え、借地非訟手続きの可能性も検討
- 不動産鑑定士による借地権の適正評価
- 借地権の市場価格を算出し、適正な売却価格を設定
- 借地権割合を基に、借地権の価値と地主への承諾料の適正性を評価
- 買主にとっても適正な価格であることを説明し、安心して取引できる環境を整備
- 土地家屋調査士による借地範囲の確定
- 過去の契約書や公図を基に、現地測量を行い、借地の正確な範囲を確定
- 借地権設定の範囲を明確にし、境界トラブルが発生しないように調整
- 借地権の範囲を示した測量図を作成し、買主への情報開示を円滑に
- 宅建士による売却手続きの実施
- 借地権付き建物の買主を募集し、売却活動を開始
- 借地権の価値やリスクを説明し、買主にとって納得できる契約をサポート
- 地主との合意形成を経た後、契約を取りまとめ、スムーズな取引を実現
しんぐるそりゅーしょん