不動産用語集あ行

【表見代理】いけんだいり
代理権が無いにも拘らず他人の代理人として法律行為を行った場合、その効果は本人に帰属しないのが原則である。しかし、他人に代理権を授与する旨を表示した者は、その代理権の存在を信頼して当該他人と取引した第三者に対しては、有効な代理行為がなされたのと同一の責任を負うことを表見代理という(民法109条、110条、112条)。

【遺産(相続財産)】いさん(そうぞくざいさん)
相続人が承継すべき被相続人に帰属していた積極(プラス)・消極(マイナス)財産の総体

【遺産分割】いさんぶんかつ
相続財産を共同相続人の相続分と実情に応じて総合的に分配すること

【遺産分割協議】いさんぶんかつきょうぎ
遺産分割を共同相続人間において任意の協議によって行うこと

【遺産分割審判】いさんぶんかつしんぱん
遺産分割を共同相続人間において家庭裁判所の審判によって行うこ

【遺産分割調停】いさんぶんかつちょうてい
遺産分割を共同相続人間において家庭裁判所の調停によって行うこと

【意思表示】いしひょうじ
社会通念上一定の法律効果の発生を意図しているとみられる意思(効果意思)の表示行為をいう。

【一般媒介契約】いっぱんばいかいけいやく
媒介契約の一つであり次の特徴を持つ媒介契約のことである。
1.依頼者(すなわち売主等のこと)が「依頼した宅地建物取引業者」以外の「他の宅地建物取引業者」に重ねて媒介を依頼することが原則的に自由である。
2.依頼者自身が、自分の力で取引の相手を発見し、直接契約することが原則的に自由である

【居抜き】いぬき
建物の設備や什器備品、家具等を設置したままの状態で売買、賃貸をすること。
主に、飲食店や工場、宿泊施設など事業を行うための設備投資が比較的高額な場合に用いられる取引形態である。

【印紙税】いんしぜい
経済取引に伴い作成される文書(契約書や領収書など)に対して課される税金。原則は、課税文書を作成した人が、定められた金額の印紙を貼り付け、これに消印をすることで納付する。

【請負】うけおい
当事者の一方(請負人)が相手方に対し仕事の完成を約し,他方(注請負文者)がこの仕事の完成に対する報酬を支払うことを約することを内容とする契約のこと。

【オーナーチェンジ】おーなーちぇんじ
賃貸中の不動産において、賃貸人が存在する状態のまま、不動産の売買を行うことをいう。
投資用の不動産の売買で多く取られる方法である。
買主は、新たに入居者を探す必要がなく、空室リスクを軽減できる。
賃借人と旧所有者との間で締結された賃借契約は新所有者に引き継がれる。