訳あり物件の検索サイト

不動産を探していると、「告知事項あり」という
物件をたまに目にしませんか?
告知事項ありという物件は、いわゆる、『訳あり物件』です。

自殺他殺、火事が主となりますね。

さて、訳あり物件の場合、不動産を売買する際に
重要事項説明書という書類の中で説明する義務があります。

では、どうやって不動産業者はそれらを調べるのでしょうか?

一つは売主からの告知です。
基本的に売主は、一番物件について詳しい情報を持っていますので
ヒアリングするのです。
尚、売主が事実を隠して売買契約をすると、損害賠償などの義務を負うことになります。

不動産会社とすれば、売主からの告知だけでは十分でないので
その他にも調査をいたします。

ネットで検索もしますし、近隣の聞き取りなども必要に応じて行います。
調査した情報は、そのまま買主に伝えます。

例えば自殺があった物件があったとします。
不動産業者の調査が不十分で自殺があったことを告知せずに
売買が成立した場合、買主は不動産会社にも損害賠償請求をすることが可能になります。

この不動産会社が十分な調査をしたのにもかかわらず、自殺していたことが
分からない場合、免責される可能性があります。
(例えば、事件から相当年数経過していて、近隣住人も自殺があったことを忘れている等)

不動産業者には警察のような捜査権がありませんので、通常の調査しかできないからです。

先日情報が入ったのですが、自殺や他殺があったことを検索できるサイトができたそうです。
こちらのサイトhttp://www.oshimaland.co.jp/

事件、事故で死亡した情報が閲覧できます。
閲覧する際の注意点として書いておきます。

掲載されている情報を見たのですが、
自殺があったのに掲載されていないものが複数ありました。

つまり、このサイト掲載されていることが全て事実ではないということです。
漏れもあるし、掲載されていることが事実かどうかも確証はありません。

参考程度にお使い下さい。

「訳あり不動産を売却したい。」というご相談も承っております。

この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭高難易度不動産の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演、
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